事業責任者 | 因果倶時

事業責任者

自ら考え、具体的なストーリーを描き、着々と実行に移す。少しでも早く実行に移す。
ひたすらデータを見て、データ以外のユーザーの気持ちもイメージし、
ネット上の情報を漁り、細かな改善を四六時中考え、
世の中の全ての情報を自分の事業に関連付けてブレークスルーを起こせないか考える。

トップラインの上下は部下に担当させつつ、
ボトムラインの右肩上がりでの上昇を実現することに常に注視し、自ら尽力している。

目の前の上司や部下に惑わされず、
自分自身の出世欲や名誉欲にも惑わされず、
ユーザーやクライアントと戦っているという本質の意識を常に見失わず、
それに対して提供するべきことを常に考え続け、
少しでも多くのバリューを作り出すことに尽力する。

事業の社会的意義を常に追求し、
それを誰でも理解できる明確な言葉であらわし、
それが具体的にどのように実現できるかについての考えを明確にし、
チームのモーメンタムがずれないようにする。

組織の無理な部分を放置せず、
誰でも楽に展開できるような仕組みを考え、
その分、組織として次にやるべきことにリソースを集中できるように常に図る。

安穏として滞留し始めた部分に対して常にメスをいれ、
人事異動を行い、
多少の無理を押し切ってチーム全体が常に新しいことに取り掛かっているようにする。

全ての数字の出所と原因を把握しており、
リスクの現在量と潜在量を把握しており、
局面に応じてその全体量を調整することで想定以上の被害が発生しないように常に考える。

重要な局面では常に自らイニシアチブを取り、
ありとあらゆる手を使い、
事態を打開する。

そのために常日頃から何が起こりうるかのマイナス局面を想定し、
具体的な備えを怠らない。

事業を離れたところで「人間」「社会」に対する見方、価値感を明確に持っている。
それらを踏まえたうえで事業を語り、運営している。

にも関わらず、モノゴトには多様な側面と見方があり、
自分が思っていることは仮説にすぎず、
「正解」があるわけではないことを実感値として理解している。

一方で、世の中の情報や定説、他人の話をアテにせず、
自分自身の実感値、体感値を貯め込むこと、そこからのアウトプットに全幅の信頼を置く。

事業が軌道にのったらそこに安住せず、
自分は次の事業を起こす。