テクノロジーと女性 | 因果倶時

テクノロジーと女性

Twitterでハイテクについて考えていてふと思ったが、
アメリカでは、
テクノロジーは生活やビジネスを便利にし、コストを下げるためにあると捉えられている気がするが、
日本では、
テクノロジーはテクノロジー、産業が使うような高価なものとして捉えられている気がする。

なので(?)なのかどうか、
アメリカでは新規のテクノロジーやサービスを積極的に取り入れる土壌がやはり強い。
なのでベンチャーが育ちやすい。
その代わりダメなものはすぐに捨てられる。

いっぽう、
日本では、
テクノロジーオタクはたくさんいるし、日本人平均のテクノロジー理解度は低くないと思うわりには、
生活やビジネスにそれを取り入れる気運はあまり高くなく、
あきらかにそれを取り入れたほうが便利だったりコストが安くて済むと分かっていたとしても、
それは「どこかの誰か」に役立つもので、「自分」は今でいいや、という感じが強いと思う。
「お上に献上するもの」、のような感覚というか。



もしかすると、
「匠」な技術の真髄を追求することに技術の粋を見出してきた日本という文化が、
技術というものに対する日本人一般の心象を、非常にとっつきにくいもの、壁の高いもの、にしているのかもしれない。

と思うと、この心理的な壁を打ち崩すのは容易でないように思う。



が、低開発予算で新しい技術やサービスが次々と生み出すことが可能なIT時代に、
それではやはりもったいないし、
なによりも、
世間側に新しい技術を受け入れる土壌が無いと、
本当の意味で世の中に革新を起こすようなベンチャーがなかなか育ちにくい。


ただ、
こう思いながらよくよく身の回りを思い起こしてみると、
新技術や新サービスに対して実は非常に心理的ハードルが低いのが主婦なのかなと。

主婦は、生活に便利なものはすぐに理解してくれるので、技術そのものは分からなくても、
便利だったりコストが下がれば、納得して使ってくれる部分がある。と思う。

それどころかどんどん新しい使い方を工夫してくれたり。


というわけで、
日本の技術ベンチャーは、
旦那は後回しにし、主婦を攻めるのが一番いい、という仮説にたどり着きました。

BtoB系であっても、女性社長を攻めるのが良いのかも。


女性社長も、主婦も、決定権を持っているという点が、重要ですね シラー